「アナブリヤー展」開催中!
10月5日よりテードゥンギャラリーにて、
普請帳研究会主催による写真展「アナブリヤー」展を開催しております。
普請帳研究会とは、大工の田中文男氏と文化財研究家で竹富島名誉島民第1号の宮澤智士氏によって設立され、
建築および建築物を時間と空間の二つの軸にそって研究する組織で、
機関紙『普請研究』を年4回発行し、当初の計画通り10年後の1992年に40号を発刊後解散しています。
今回の写真展のタイトルにもなっている「アナブリヤー」とは掘立て小屋のことで、
竹富島の昔の家屋は殆どがアナブリヤーでした。
そのアナブリヤーに関する調査研究および修復を1980年代後半に実施した記録を、
歴史環境計画研究所長の秋山邦雄氏の撮影。
フナヤーの修復(1991年)の記録は、
写真家の北田英治氏が撮影した作品を展示しています。
約30年前の竹富島にタイムスリップしたような感覚と、
建築記録という学術的な観点からも写真展をお楽しみいただけることかと思います。
ご来館の際は是非ともテードゥンギャラリーを覗いてみてください。