綿花の栽培
昨晩、綿花の栽培が順調だとの耳寄りの情報を得て、
島の若者が耕している畑と足を運びました。
小ぢんまりではあるものの、
確かに手が加えられている畑には、
いくつもの綿花の実が弾け、
木綿の原料となるワタをいくつも見ることができました。
観光が主産業となった竹富島。
訪れる人々は一様に、
「美しい自然を有する竹富島」と仰っていただきますが、
実は、その多くが耕作放棄地と化してしまった島の大地。
訪れる人々を迎え入れることによって、
先人が耕し続けた大地と触れ合う時間が失われています。
こうしたなか、
先日、粟の収穫をご紹介しましたが、
少しづつ、土地と向き合う世代が現れたことを嬉しく思います。
これらの綿花が木綿糸となり、
竹富ミンサーの技術が継承され、
より多くの人々の手にミンサー織を渡すことができたら、
その嬉しさは計り知れないものでしょう。
(ta)