3月11日、竹富島のデイゴ

今日の竹富島は快晴とは言えないものの、穏やかな風と光が差し込む観光日和。
島内では多くの蝶がひらひらと舞い踊る一日になりそうです。

その竹富島では明日の12日、
平成25年度竹富公民館執行部最後の神事で、
総ての草葉に感謝する祭「二月祭」が早朝より執り行われ、
午後からは竹富小中学校の卒業式が挙行されます。

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大勢の卒業生を見送り続けてきたデイゴを見つめていると、
「変わっていくこと」
「変わらないこと」
「変わらないように続けていくこと」
「変わるように続けていくこと」の想いの深さを実感します。

子どもたちは大きくなりやがて親元を巣立ち、
子どもたちの成長を見守るかのように竹富島では昔と変わらぬ神事を行い、
子どもたちを見送るデイゴの花は、多くの皆さまに支えられて咲き誇ります。

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ゆがふ館のブログで3年前の今日を振り返ってみると、
未曽有の大災害により八重山一円にも津波警報が発表されたこと、
テレビでは現実とは思えない映像が流れていたことが綴られていました。

被災により御逝去された方々を悼み、
罹災された方々の御心情を察し、
ボランティアで復興に努める方々の心意気に感謝する。
「変わるように続けていくこと」の大切さも、
3月11日のデイゴの花が語りかけているかのようです。

(ta)