竹富島のお盆

旧暦の7月13日から15日にあたる8月26・27・28日の3日間、
竹富島ではお盆行事が行われました。
この3日間はグソー(あの世)から祖霊が戻り、私たちと共に過ごします。
夜になると、集落ごとで念仏踊り(ニンブチャー)を歌い踊り、
祖霊と一緒になって楽しいひと時を過ごします。

グソーから訪れたアンガマは、クバ笠と手ぬぐいで顔を隠した出で立ちで登場し、
地謡のメンバーに様々な民謡を歌うように伝え、
地謡はその要望に応えねばなりません。
そして、その歌の踊りを披露します。

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お盆の3日間は、
竹富島で過去に起こった不思議な出来事の話題で持ちきりになります。
アンガマの行事は勿論のことですが、
この「不思議な話」にこそ、
竹富島の文化の香りが漂い、こうした話題が尽きないこと。
ここに、“竹富島”らしさを感じます。

(ta)