冬支度
種子取祭も盛大に挙行し、ほっと一息つく竹富島。
昨日まで半袖で過ごせる気候でしたが、
全国的な冬将軍の到来で、竹富島もすっかり肌寒い一日となりそうです。
そんな一日の始まりに、
島の先輩から、「面白い鳥がいるので撮影しに来るように」との連絡があり、
牧場に足を運んだところ、カモのような中型の鳥が腐葉土の上で餌を啄んでいます。
確かに、竹富島では滅多にお目に掛かれない鳥です。
調べてみると、ツル目クイナ科のオオバンという鳥でした。
「オオバン」
沖縄県内各地に留鳥として生息し、
方言名で「クミラー」と呼ばれるバンの近縁種であるが、
ひと回り大きく中型のカモとほぼ同大。
全体が黒く、特に額(額板)とくちばしが白いので
バンとの区別は容易である。
ほとんど水面で活動しているので、泳いでいる姿を見ることが多い。
県内には、冬季に渡来し、ダム湖や湖沼で越冬する。
【 参照:改訂版『沖縄の野鳥』- 沖縄野鳥研究会編 - 】
気がつけば、
アカショウビンの鳴き声も聞かれなくなり、
サシバの勇壮な姿も見なくなり、
北からは馴染みのない渡り鳥がやって来ています。
今日は、冬支度を始める一日でもありそうです。
(ta)