内覧会を開催しました!
竹富島は、「自然環境が育んだ文化景観」との観点から、
島全体が国立公園に指定されています。
この趣旨のもと、竹富島ゆがふ館は、
竹富島の伝統文化と自然環境の情報を発信するビジターセンターとして
2004年6月24日に開館しました。
島を知ることは、
島への敬意を育むほか、環境保全の関心度を高めることが出来るため、
3年前より、年に1回竹富島観光関連事業者向けにゆがふ館の内覧会を開催しています。
今年ご参加いただいた事業者は、
竹富町自然観光課、一般社団法人竹富町観光協会、星のや竹富島
民宿小浜荘、ANAあきんど株式会社、SPACE AVIATION株式会社
株式会社シーテクニコ、big beach石垣島、サバニツアー海風
の皆さま。
常設展示パネルを通じて、
竹富島とその周りを取り巻く環境について理解を深めていただきました。
石西礁湖(せきせいしょうこ)の希少性と現状。
まちなみ保存地区エリアの目的とその重要性。
海岸線に付けられた名前の意味。
島民の御嶽と井戸に対する思い。
『竹富島憲章』の大きな価値。
何気に見落としがち、気づきが難しいところなどを紹介しました。
そして、何よりも知っていただきたかったのが、
テードゥンコラムが、今後ますます大切な存在になること。
島のうた、言葉、まつりの音。
これらが少しずつ失われつつあること。
また、これらを失わないように意識する島民の思い。
竹富島は、物見遊山で訪れるのではなく、「観光」で訪れる島。
島民が育み伝え繋ぐ。
こうした島づくりを続ける竹富島の姿勢を、
感じてきただけたら大変嬉しく思います。
(ta)