令和元年度竹富公民館年間祭事行事表
4月に入り、竹富公民館も新執行部体制となりました。
その新執行部の最初の大仕事が、1年間の年間祭事行事を定めることです。
2日の夜、新執行部は顧問、神司とともに1年間の年間祭事行事を協議し、
その後、
10日の竹富公民館初議会で承認され、
15日の集落ごとの月例会にて公けとなりました。
今回の祭事行事表をみてみると、今まで掲載されていなかった
種子取祭の最終日にあたる「ムヌン(物忌)」が載っていることに気付かれます。
ムヌンとは“安息日”のことで、大地や身体を休ませるばかりでなく、
作物に災いをもたらす害虫たちを島外へ送り返す儀式が行われていました。
ムヌンはタナドゥイムヌンばかりでなく、往古は毎月執り行われる儀式でしたが
戦後の混乱のなか、祭祀が生活に大きな負担をかけているといった議論から、
タナドゥイムヌンは整理の対象となり、省略されました。
今年度は、失われつつある祭祀を継承していこうといった観点から、
年間祭事行事表に掲載されています。
(ta)