パンデミック下での島の祭祀
5月24日に新型コロナウイルス感染症による沖縄県の緊急事態宣言が発出して以降、
沖縄県内の感染状況の悪化が連日報道されています。
石垣島でも、昨日(6月2日)は13名の感染者が確認され、
八重山管内での感染者は累計646名となりました。
幸いなことに、現時点では竹富島住民の感染者は出ておらず、
5月30日にはほとんどの島民が2回目のワクチン接種を完了しておりますが、
感染状況の悪化は予断を許しません。
こうしたさなか、4月1日に新執行部体制となった竹富公民館は、
本年度最初の祭りである「四月大願い」を5月20・21日に執り行っています。
5月20日 幸本御嶽での夜籠り
5月21日 花城御嶽
願いは変わらずとも、感染症予防への配慮は十二分に行わなければなりません。
昨年度同様、今年度の執行部も多くの島民が関わる祭祀の執行に注意を払います。
昨年は、結願祭と種子取祭の奉納芸能が中止となりましたが、
今年は果たしてどうなるのでしょうか。
今後の感染状況の収束を願うばかりです。
(ta)