しっかり文化財コース

ナーキ祝い

タナドゥイ(種子取祭)で蒔いた種子の生長を祈願するまつり、

ナーキ祝い(ナーキヨイ)は昨日執り行われました。

ナーキ祝いは祈願祭。

日を旧暦11月のツチノエ・ツチノトまたはキノエ・キノトで選びます。

神司ならびに竹富公民館執行部は、

国仲御嶽、清明御嶽、西塘御嶽を参拝したのち、

ムーヤマ(六山)の神司として、

ひとりの氏子としてそれぞれの御嶽へ参拝します。

ムーヤマの氏子たちは、参拝の順序はそれぞれ異なりますが、

氏子の統括者であるトゥヌイムトゥでの参拝、

ムーヤマでの参拝は共通しています。

ここでは、花城御嶽の動きをご紹介しましょう。

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花城御嶽のトゥヌイムトゥ(殿居元)、アサイヤのジージョオンでの祈願。

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アサイヤのザートゥク(床の間)での祈願。

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東美崎御嶽での祈願。祝日とあり大勢の子どもたちも集いました。

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花城御嶽のウブ入り。拝殿奥のウブと云われる聖域は年に5回

(十月祭、ナーキ祝い、二月祭、四月祭、豊年祭)のみ入ることを

許されています。ただし、入るのは女性のみ。

男性は入ることを禁じられています。

 

花城御嶽では、

9時30分頃からトゥヌイムトゥの参拝が始まり、

祭の精算を終えたのが22時40分。

丸一日かけて祭を行います。

 

(ta)