こども祭事教室「豊年祭」
昨日と本日、竹富島では
島の偉人である西塘大主の遺徳を偲ぶ祭祀「西塘ばんはじり」が行われています。
西塘ばんはじりから10日後の“みずのえ”・“みずのと”(8月4・5日)の二日間、
竹富島では、いよいよ豊年祭(オンプイ・トゥヌイプイ)を迎えます。
西塘ばんはりじりの二日目は「豊年祭の道唄」の謡いはじめの日。
久間原御嶽・花城御嶽の神司が、
東美崎御嶽で謡いはじめをすることによって、
竹富島では、
島内放送はもとより至るところで「豊年祭の道唄」が聞こえるようになります。
そこで、今回は子どもたちに「豊年祭ってなに?」の疑問、
さらにはみんなで「豊年祭の道唄」を謡いたいと考え、
上勢頭芳徳喜宝院蒐集館長を講師にお招きし、
集落内こぼし文庫にて「子ども祭事教室~豊年祭~」を開催いたしました。
夏休みの日曜日とあり、
参加して下さった子どもたちや父兄は若干少な目でしたが、
八重山では豊年祭をプイ、プール、プーリンなど島によって呼び方が異なることや、
竹富島の豊年祭は六山(ムーヤマ)の氏子たちがそれぞれの御嶽に集うことや、
豊年祭は様々な恵みを授かったことへの感謝祭であることを
上勢頭芳徳さんから詳しく解説していただきました。
そして、参加者で「豊年祭の道唄」を謡ってみました。
残念ながら、大きな歌声とはなりませんでしたが、
ウタとマツリが結びつく、大切な祭祀であることを
理解してもらえたのではないでしょうか。
ご協力いただきました、
こぼし子ども育成会の皆さま、喜宝院蒐集館長上勢頭芳徳様、
そして、子どもたち。
シカイト ミーハイユー
(ta)