タナドゥイ(種子取祭)の流れ 平成28年

    9月8日 (旧暦8月8日)
    ユーンカイ(世迎い)
    竹富島にニライカナイの国から神々によって、種もみがもたらされるという神事が行なわれます。

    9月14日
    節祭(昔の正月)
    新しい季節を迎え神々に祈り、命の水に感謝する神事です。

    古来より節祭から49日目のつちのえねの日を祭の日とする種子取祭に入るとされています。

    平成28年は、11月2日がつちのえねの日にあたり、この日に種を蒔きます。 昔から、このつちのえねの日の4日前にあたる、きのえさるの日から種子取祭に入るとされています。

    1日目 甲申(きのえさる) 10月29日
    トゥルッキと称し、祭の計画手配をします。
    玻座間、仲筋の両地区の長者(ホンジャー)の前で無事に奉納芸能が 尽くせるように祈願を行ない、種子取祭の役目を責任を持って果たすことを誓います。

    2,3,4日目 10月30日、31日、11月1日
    種子取祭の諸準備。踊りや狂言の稽古も行います。

    5日目 戊子(つちのえね) 11月2日
    早朝からは幕舎張りなど奉納芸能の舞台づくりです。 各家では種まきを行い、主婦はイイヤチ(飯初)作りをします。 公民館役員や神司は、揃って玻座間御嶽、世持御獄・清明御獄、根原家をまわり種子取祭の願いを行います。

    6日目 己牛(つちのとうし) 11月3日
    ンガソウジといって、前日に蒔かれた種がしっかりと大地に根づくよう、精進を尽くす日とされます。 家の主がブママンガン・ブナルンガン(姉や叔母を神とすること)を招いてイイヤチ戴みの儀式を行います。
    また奉納芸能の稽古の総仕上げの日。公民館役員、三郷友会長などはブドゥイドゥンや狂言ドゥンを訪ねて激励をします。

    7日目 庚寅(かのえとら) 11月4日
    バルヒルの願いの日、奉納芸能初日。
    早朝、弥勒奉安殿では公民館役員、有志、三郷友会長などが弥勒興しの祈願を行います。 玻座間御獄では神司たちの祈願です。両者は世持御獄で合流し、バルヒルの願い、イバン取りの儀式を行います。 それから奉納芸能の舞台で、干鯛の儀式が行なわれます。その後、主事宅へ参詣。
    午前8時頃から全国竹富島文化協会主催の種子取祭に関する講話がまちなみ館で行われます。
    9時半頃から庭の芸能を奉納し、その後玻座間村の舞台の奉納芸能が行なわれます。 奉納芸能終了後、イバン戴みの儀式を行い、世乞い(ユークイ)が始まります。 世乞い(ユークイ)は、種子取祭を始めた根原カンドゥをまつる根原家から始まり、その後、三地区に別れて深夜まで行なわれます。
    午後10時半頃石垣島への船の臨時便があります。

    8日目 辛卯(かのとう) 11月5日
    午前5時、三地区に別れていたユークイの一団は、根原家で一つになってユークイどめを行ないます。 それから世持御獄へ向かいイバンの返上を行ない、ユークイは総て終了となります。
    二日目のムイムイの願いの日。幸本フシンガーラの願い日とされ、それを祝して仲筋村のシドゥリャニが奉納されます。 前日同様の干鯛の儀式があり、主事宅へ参詣します9時半頃から庭の芸能を奉納し、その後、仲筋村の舞台の奉納芸能が行なわれます。 芸能の奉納終了後、種子取祭首尾方の御礼(世持御獄、弥勒奉安殿)を行います。午後6時半頃、石垣行臨時船便があります。

    9日目 壬辰(みずのえたつ) 11月6日
    早朝から幕舎の片付けを行います。午前は竹富公民館で公民館役員・有志と三郷友会(石垣・沖縄・東京)幹部との懇談会が開催されます。 支払い議会もこの日に行われます。夜は全国竹富島文化協会の総会が開催されます。

    10日目 癸巳(みずのとみ) 11月7日
    種子取祭物忌(むぬん)ですが現在は省略しています。
                            (阿佐伊 孫良)